SURGERY外科

外科について

粉瘤とはアテローム(表皮嚢腫)とも言います。 皮膚が皮膚の下に埋まり、カプセルを作りその中に老廃物、皮脂がたまり膨らみとなります。 好発部位は耳のまわり、耳たぶ、鼠径部、背中ですが、全身のどの部位にもできる可能性があります。 粉瘤は感染(化膿)してはじめて粉瘤に気がつくこともあります。 感染したときには痛みと腫れ、膿がでることがあります。 感染している場合、まずは感染をコントロールする必要があります。 局所麻酔を行い、皮膚を切開して膿を外に出すことで痛みと腫れが改善します。 1週間前後で感染は落ち着きますが、カプセルが残存している状態ですので再発する可能性があります。 粉瘤を完全に治すためにはカプセルごと切除することが必要です。 こちらも局所麻酔を行い、切除が可能です。 アテロームを切除する方法は2つあります。 それぞれのメリット・デメリットがあります。 アテロームの大きさや感染の有無から適した方法でアテロームの切除を行います。 切除後は傷を縫う場合と縫わない場合があります。 大きく切開する場合は傷を高い技術で縫うことで、傷痕がわかりにくくすることが可能です。 1cm程度の丸い穴で切除した場合は縫合しないこともあります。この場合は2週間ほどで穴が自然に治ります。 くり抜きすることが必ずしもよいというわけではなく、再発せず傷をきれいにすることが必要だと考えています。

対象疾患

  • 粉瘤
  • 擦り傷
  • 切り傷

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